FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

古巣へ帰る 

巨人の小久保裕紀選手がソフトバンクホークスに移籍することが確実となったようです。

それほどプロ野球に関心があるわけではありませんが、それでも福岡出身の私としては、
小久保選手が古巣ホークスに復帰するのは、うれしいニュースですね。
以前のように主砲として活躍してくれることを期待します。


さて、ここのところ更新が遅くなっていますが、
今日はタイトル通りに「古巣に帰る」というテーマでいきましょう。



魏の名将に于禁がいます。字は、文則。

曹操に仕官して、対呂布戦、対袁紹戦などで功績を上げ、
張遼・楽進・張郃・徐晃らとともに、名将として重く用いられました。

建安二十四年(219年)、于禁は関羽討伐を行っていた曹仁の援軍に駆けつけました。
しかし、関羽が樊城で篭城しているいるうちに、
長雨が降って漢水が増水し、于禁の陣は水没してしまいます。
于禁は高台に登って水を避けましたが、
船に乗って攻撃を仕掛けてきた関羽に抵抗しきれず、降服しました。

ところが、ここで問題となったのが、
于禁と同時に関羽に敗れた龐悳は、降服を断固として拒否して死を選んだことでした。
30年にも渡って曹操に仕え続けた于禁に対して、
龐悳の曹操のもとでのキャリアは僅かに4年程・・・
この事実が、于禁の降服を何とも不名誉なものとしたのでした。

関羽に捕らえられた于禁はその後、関羽を破った呉へ行くことになります。
曹操が死亡し、曹丕が皇帝に即位すると、
当時魏に従う意を示していた孫権は、その意思表示として于禁を魏に帰しました。

漸く魏へ戻ることができた于禁は、ひどくやつれ老け込んでいました。
于禁の拝謁を受けた曹丕はその労を慰め、曹操の墓を参拝することを薦めます。
実は曹丕は、あらかじめ曹操の墓の壁面に、
戦いに勝利した関羽の前で、
憤りをあらわにする龐悳と、跪いて降服を願い出る于禁
の図を、
描かせていたのでした。

それを見た于禁は、あまりの恥と怒りのため、まもなく病にかかり死去しました。




「古巣に帰る」というテーマながら、救われないお話でした。

まず目立つのは曹丕の陰険さでしょう。
彼の変わり果てた有様を見れば、その苦悩は容易に察することができるはずなのに、
あえて直接なじることをせず、間接的に見せつける仕業は、
いかにも彼らしいと言えなくもないです。

同時に、彼の葛藤に想いを致さずにはいられません。
おそらく、彼が命惜しさに命乞いをしたとは思われません。
あくまで推測ですが、関羽が名将たる于禁に対して情けをかけた、
というのが実際の事情だったりするのではないでしょうか。

しかし、于禁はこの時までに降将に対しては厳格すぎるほどに扱ってきたわけですから、
自分の立場になったときには、その通りに振舞うべきだったのではないでしょうか。
究極的に見れば一貫性のない彼の態度が、
哀れな末路を作り出したとも言えます。


もし曹操の存命時に于禁が帰還していたら・・・
もし于禁が降服前に龐悳が死を選んだことを知っていたら・・・
いろいろ夢想は尽きません。


ランキングバナー
↑話のネタが増えた、という方はクリックをお願いします。

スポンサーサイト

コメント

憐れ

そもそも于禁の降伏は間違っていたのでしょうか?
于禁軍の降伏により兵糧が圧迫され呉から無断借用しそれが原因で関羽は命を落としたとも考えられますよね。
そう考えるなら「関羽を防ぐ」という当初の目的を達成しているんですよね。
ちょっと弁護しすぎですかね。(笑)
なんにしろあれほどの名将にしては憐れな末路です。

ところで曹操の墓と言えば演義などで曹操は72の偽墓を造ったという話もありますが、于禁は本物の墓に参拝できたんでしょうか?(笑)
実際は厚葬を止めよと遺言した人がそんな無駄なものは造らなかったでしょうけど。

成り行き

正しいか正しくないかは後からの解釈に過ぎませんが、
その後の扱われ方を見ると潔く死んでいた方が、彼にとっては良かったのかもしれません。
これは私の勝手な推測ですが、于禁自身は降ったという意識は無かったのではないかと思います。
関羽が于禁を一個の立派な将軍として縄を解いて待遇し、
于禁がその好意に感じ入った・・・
という可能性がなきにしもあらずです。

用意周到な曹丕のことです。
全部の墓に絵を描かせたに違いまりません(笑)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://genhou394.blog79.fc2.com/tb.php/18-21a58ad3

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。