FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

銃ではなく、柔で制す 

アメリカが不安定なイラクの治安を回復するために、
米軍を増援派遣することを計画しているのが最近の国際関係の主要なニュースになっています。

いまだに不安定な情勢が続くイランへの方針見直しは喫緊の課題でしょうが、
武力で安定させようとしてなかなかうまくいかない状況をみて、さらに武力を投入しようというのです。
その剛直な発想が功を奏すのか否か、こんな例から考えてみたいと思います。



幽州において張純が、烏丸族の丘力居らをまきこんで反乱を起こした。
右北平郡と遼西郡で暴れまわり、破壊活動を重ねていた。

公孫瓚は配下の兵をひきつれて、張純らを攻撃。
手柄を立てて昇進をかちとると、さらに前進。
遼東で5,6年間にわたって異民族との戦いを繰り返した。
その間、丘力居らは青州・徐州・幽州・冀州で猛威を振るったため、
この四州では大きな被害が出ていたのである。

後漢王朝はこの北方の異民族を中心とする反乱を鎮めるため、
かつて幽州で異民族たちを帰服させた実績を持つ劉虞を送り込んだ。
幽州牧に着任した劉虞は、異民族に使者を遣わして反逆の利害を説いた。
同時に首謀者である張純の首を要求した。
丘力居らは劉虞の着任を喜び、積極的に帰順を申し出た。

手柄をさらわれることを懸念した公孫瓚は劉虞の妨害工作に出た。
だが、事態は変わらず、劉虞への心服は変わらなかった。
劉虞は公孫瓚を残して、その他の兵力を引き上げさせた。

身の危険を感じた張純は鮮卑族へ逃げ込んだが、食客に殺害される。
そして、首級は劉虞のもとに送り届けられたのであった。



劉虞と公孫瓚については、以前三国の品格で少し触れました。
異民族に対し、武力で制圧しようとする公孫瓚に対し、懐柔策を推進する劉虞。
二人は政策の違いから不仲でありました。

この場合、ブッシュ政権の政策は公孫瓚に近いといえるでしょう。
もちろん、武力で抑え込むことも時には有効でしょう。
しかし、劉虞のように直接的に武力を用いずして解決するのがより良いのであり、
持続可能な結果をもたらすと言えるでしょう。

「兵は詭道なり」と言います。
戦争をするための軍隊で真の安定が確保できるのでしょうか。
不安定の因子でもって安定を模索している、
そんな明らかな矛盾を感じて仕方ありません。


ランキングバナー
↑興味深いと思われたら、クリックをお願いします。
スポンサーサイト

コメント

柔能く剛を制す

と言いますね。
威が足りないという欠点もありますが劉虞のやり方は素晴しいです。
公孫瓉には出来ない芸当でもありますよね。
人は公孫瓉のような人を恐れはしますが慕うことはありませんね。
それでは結局安定しないんですよね。
アメリカが世界から嫌われる理由でもありますよね。

ラオウの剛拳を倒したのはトキの柔拳でしたしねえって関係ないですね(笑)

武器を持って近づく人に尊敬はしない

>人は公孫瓉のような人を恐れはしますが慕うことはありませんね。
まさに、そうなのですよね~
一時的には収まるかもしれませんが、
持続させていくには、人々が心から服すことが必要ですね。

アメリカはそのスーパーパワーで世界をリードしようとしていますが、
彼らはいつもアメリカ的正義の押し売りなんですよね。
軍需産業の黒い欲望が見え隠れするわけですが、
一般大衆は割と自国はジャスティスを貫いてるつもりだったりします。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://genhou394.blog79.fc2.com/tb.php/35-152669bd

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。