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くれくれ大辞典 

納豆がダイエットに効果があるなどとして、
虚偽の実験データを放送していた「発掘!あるある大事典II」が、
打ち切りになったようです。

当然の処分であろうかと思いますが、
虚偽の内容を放送したテレビ局及び番組制作側に対する責任追及が、
世間一般の主な反応のようで、マスコミもそのように報道しています。
しかし、実際にはより根幹的で問い質すべき病巣があるように思います。

ちょっとマイナーですが、
このようなエピソードから考えてみましょう。



潁川の郤倹は、穀物を絶食することができ、
かわりに茯苓(松の根に寄生するきのこ)を服用していた。
甘陵の甘始は呼吸術に長けており、年を取っても若々しい顔をしていた。
廬江の左慈は房中術(男女の交わりにおける気の操作)に精通していた。

そんな特殊な能力を身につけている彼らが役人になった。

郤倹が街にやって来た。
すると、茯苓の市場価格はなんと数倍にはね上がった。
彼の穀断ちの術を学んだ李覃という者が、
茯苓を食べ、冷たい水を飲んだところ、下痢をおこして瀕死の状態に陥った。

甘始が街にやって来た。
すると、人々はこぞって彼の体操や呼吸術を行った。
董芬という者は、これをやりすぎて息がつまり死にそうになった。

左慈が街にやって来た。
すると、人々はこれまたこぞって房中術を習おうとした。
厳峻までもが、彼のもとを訪れて教えを請うた。
房中術など必要のない宦官(去勢された役人)であるにも関わらず。



これは、医術を中心に神仙や占卜などの技術を収録している「方技伝」
についている裴松之の注から引っ張ってきました。
曹丕の著した「典論」に書かれている内容です。


現代人から見れば、なんとも怪しい連中です。
しかし、今回問題にしたいのは彼らの技術の信憑性ではなく、
彼らの技術を安易に真似ようとしている人々の根性なのです。

このような技術には、その奥に極意や深い思想が流れているのかもしれませんが、
そんなことはお構いなしに、表面上の効果ばかりを追い求め、
形ばかりを真似して痛い目にあっているのです。
これで失敗したからといって、その術者を責められるでしょうか。
「あんたが勝手に試してみたんじゃないか」ということになるわけです。

自己責任のことを言っているのではありません。
「発掘!あるある大事典II」の今回の虚偽の情報は、
直接被害を発生させるものではなかったものの、
元を質せば、
テレビ情報にいとも簡単に流されて行動してしまう
安易な消費者の心情が原因なのです。
実際に、「発掘!あるある大事典II」の中で「体にいい」と紹介された食品は、
放送翌日から売り上げが目に見えて増加していたそうですから。
視聴者が深く考えてないとなれば、
嘘でも何でも、視聴率獲得、利益追求に走りたくもなるでしょう。

無論、情報提供を使命とするメディアの責任追及は行って然るべきですが、
今回の放送で納豆を買い求めた人に被害者ヅラはしてほしくないものです。
「正しいかどうかは視聴者には分からない」
という意見もあるかもしれません。
だが、それこそ、
必要かどうかさえ考えなかった厳峻と同様に、
自分の頭で判断していない証左ではないでしょうか。


私の希望としては、「発掘!あるある大事典II」に類する
安易な健康情報を配信する番組を根絶してほしいと思っています。
ほら、平日の昼時にもあるじゃないですか、似たような番組。
おもいっきり、やめて欲しいと思っています。


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コメント

完全に同感です。

ライブドアショックで何も学んでないと云うことなんでしょう。
メディアに踊らされるだけでも唾棄すべきことですが、それで被害者面することがどれだけ滑稽なことか。
情報は頭の隅に留めておくぐらいが理想で鵜呑みにするのは愚かだと思います。

健康は簡単なモノじゃないんですね。
私はこの手の番組は昔から大嫌いです。

厳峻は実は嚢だけ切除された性交可能な宦官だったのでは?と捻くれた見方をしてます(笑)

それにしてもタイトルといい締めの文といい、すばらしいセンスですね。

「お客様は神様」

という意識が、供給者側の心がけではなく
需要者側の要求にすり替わっているように感じます。
今回の事件で思うところが大いにあったので、
三国志の中から事例を探すのに苦労しましたw

えーっと、嚢だけ切除された場合には、物は屹立可能なんでしょうか(汗

ありがとうございます。
締めの文については、私も一人悦に入っておりましたw

騙されえるほうも

悪いという感覚がないんでしょうね。
やはり苦労されましたか。
私は厳峻と左慈の話が頭の片隅にあった程度で他は初耳なので非常に勉強になりました。

え~と嚢だけ切除された場合は海綿体は無事なのでおそらくファルス可能です。
余談ですが子供は出来ないですが発射も可能だと思われます。
ただ実際に試した訳ではないのでどうしても知りたい場合は私自身は嫌なのでご自分のお身体でお試しくださいw
きつく縛って5日ほどすると熟れた果実のように痛みも無く落ちるそうですよww
そういう宦官には妻がいたケースもあるそうです。
良く考えれば宦官の中には後宮でバター犬の役目を果たす者もいたそうですから房中術は必要だったのかもしれません。

話が逸れてきましたが

興味深いですね(笑)
嚢のみ切除した場合、性欲は残るんでしょうかねぇ。
まぁ、それで使用可能であれば問題はないのですが、
性欲のみ残った場合は最悪ですね。
死んでも試したりはしませんけどね・・・

脱線ついでに

なんか本性がばれそうですがもう少しいきます(笑)
性欲はアンドロゲンに依存するらしいですから、男性の場合はほぼ嚢の中でつくられるのでほとんど無くなるのではないでしょうか。
そうすると摩羅だけ切除された場合は悲惨なことになるだろうと予想されます。

ひぃいいい
想像するだに恐ろしいです。
煩悩を捨て去るための修行には良いかも知れませんが・・・

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